
Recraftとは?ベクター画像も作れるデザインAIの使い方と料金
AIで作った画像はきれいだけど、納品段階で「色を少しだけ変えたい」「サイズを大きくしたい」となったとき、後から編集できなくて困った——デザインを扱う人なら覚えのある悩みではないでしょうか。Recraft (リクラフト) は、後から編集できる本物のベクター (SVG) を出せる、珍しいデザイン特化のAIです。この記事では、何ができて、料金や日本語対応はどうか、発信での使い道を整理します。
Recraftとは——「本物のSVG」を出せるデザイン特化AI#
ひとことで言うと、生成物がFigmaやIllustratorでそのまま編集できるベクターで出てくる、デザイン向けの画像AI です。多くのAIが「見た目だけのSVG」を出すなか、本物のパスで出力できるのが大きな違いです。
主な機能はこのあたりです。
- ネイティブSVG生成: 拡大しても崩れず、デザインツールで後から編集できるベクターが出る
- アイコンセット生成: 線の太さを揃えた、見た目の統一されたアイコンをまとめて作れる
- ブランドスタイルの保存: 参照画像から自分のスタイルを登録し、以降の生成に一貫して適用できる
料金と日本語対応——無料でどこまで使えるか#
無料プランは1日ごとに少量のクレジットが付与されますが、無料枠では生成物が商用利用不可 な点に注意してください。仕事で使うなら有料プラン (おおよそ月10ドル〜) が前提で、こちらは商用利用と著作権の付与が受けられます。クレジットの仕様や価格は変わりやすいので公式で確認してください (本記事は2026年6月時点)。
日本語については、UIは基本的に英語です。そして 画像内への日本語 (漢字・かな) の描画は、はっきり対応を謳っていないため要検証 です。欧文テキストは得意ですが、日本語タイトルを入れたい場合は品質を必ず自分で確かめてください。
発信・コンテンツでの使い道#
発信者にとっての具体的な使いどころです。
- ロゴ・アイコンセット: 統一スタイルで作って、Figmaに取り込みすぐ編集する
- SNSバナー・アイキャッチ: 各SNSのサイズに合わせた統一ビジュアルを量産する
- プロダクトモックアップ: アプリ画面やグッズをモックアップに落としてLP素材に
- 挿絵・説明図のSVG: Webやnote記事の図をベクターで作り、コードに直接埋め込む
向いている人・向かない人#
合う・合わないを正直に。ブランドの統一感を保ちたい人、後から編集する前提で素材を作りたい人 には、ほかにない強みがあります。ロゴやアイコンを「育てていく」用途と相性がいいです。
一方で、フォトリアルな人物写真や芸術的なムードの表現はMidjourneyなどが上回ります。日本語タイトルを画像に入れたい場合は品質が読めないので要検証。そして実務で使うなら有料プランが前提です。「映える写真」より「整ったデザイン素材」を作るツール、と捉えると外しません。
使う前に知っておきたいのは、無料枠では生成物が商用利用できない 点です。お試しには十分ですが、仕事やプロダクトに使う前提なら、最初から有料プラン (商用利用と著作権が付く) を選ぶのが安全です。ロゴやアイコンのように「ブランドの顔」になる素材ほど、権利関係はきちんとしておきたいところ。料金以上に、この権利の扱いを基準にプランを選ぶと失敗しません。
Recraftの始め方と、他ツールとの使い分け#
最初の一歩はシンプルです。スタイルを決める→生成する→ベクターで書き出してデザインツールで仕上げる という流れになります。
- スタイルを先に固める: 参照画像やブランドカラーから自分のスタイルを保存しておくと、以降の生成に一貫して効きます。ロゴやアイコンを「シリーズ」で作るときに特に効果的です
- SVGで書き出す: ラスター画像ではなくベクターで出して、FigmaやIllustratorで微調整。後から色やサイズを自由に変えられる のがRecraftの最大の利点です
- 商用は有料プラン前提: 仕事で使うなら、商用利用と著作権が付くプランから始めましょう
使い分けの目安はこうです。写真っぽいビジュアルやアート表現はMidjourneyなど、ロゴ・アイコン・整ったデザイン素材はRecraft。文字入りのバナーやアイキャッチが主役なら、テキスト描画に強い別ツールのほうが向くこともあります。「映える写真がほしいのか、編集できるデザイン素材がほしいのか」をはっきりさせると、Recraftが活きる場面が見えてきます。最初はアイコンを数個作ってみて、書き出したSVGの扱いやすさを体感してみるのがおすすめです。
まとめ#
Recraftは、後から編集できる本物のベクターを出せる デザイン特化のAIです。要点は3つ。FigmaやIllustratorで編集できるSVGが出ること、ブランドスタイルを保存して一貫した素材を量産できること、そして商用利用は有料プランが前提なこと。写真・アート系や日本語テキストには弱さがありますが、ブランドを揃えたい発信者には頼れます。まずはロゴやアイコンを1セット試してみてください。
ビジュアルが揃っても、その投稿文を4つのSNS向けに書き分けるのは別の手間として残りますよね。投稿くん は、世界観を一度登録すればAIが各SNS向けの投稿文を書き分けてくれるツールです。発信の「書く」ところを軽くしたいとき、ダッシュボードを覗いてみてください。

